こういった家事ストレスを無くすためには、標準化といった考え方の習得が必要です。
標準化ができていない家庭の特徴
家事ストレスが生まれる原因を掘り下げていくと、
家事ストレスの原因は
- パートナーの家事の出来栄えが悪く、納得できない。私はもっと上手くやっている。
- パートナーが家事の順番を守ってくれず、困っている。
- パートナーの求めてくる家事のレベルが、自分にとっては細かすぎてうんざりする。
標準化という手続きは、家事ストレスの原因によく効きます。では、標準化の意味を解説します。
標準化の意味
標準化とは、ベストな状態を常に維持することが目的です。しかし、標準化で大切にしていることは、結果を同じにすることを求めていません。
標準化では、まずキマリを明示して方法を統一し、例外をなくし、いつでも、どこでも、誰がやっても、同じようにできるようにします。
こんな考え方を持ってしまっているなら、改めましょう。
標準化ができていない家庭の具体例
標準化ができていない家庭は
- どちらかが家事をやらないと、すぐに滞る(洗濯物のたたみ待ち、食器の片付け待ち等)
- 気分が乗っているときの掃除は念入りにやるが、面倒なときはやらない。気分が乗るまで待つ。
こういった状態に度々なってしまう家庭では標準化ができていません。
標準化をしていく上で大切な考え方
あなたの家庭の家事を標準化していくときに、
間違っても「この方法が一番効率がいいに決まってるだろ!」とパートナーを否定しないでください。
標準化でのキマリに自分の主体的な意見を入れない
主体的な意見とは「私がこうしたいから、こういう風にしてください」という意見のことです。
もう少し乱暴に表現すると、ジャイアンと同じです。「俺様のいう通りやれ」と同じ意味になっています。
高圧的な依頼をされると、受けた側には対抗心が生まれてしまい。話を理解するどころか、「そんな自分勝手な意見を挟まないでくれ」と反対意見で頭がいっぱいになります。
標準化をするときは、常に相手がどう思うかを考えましょう。
家事のやり方を説明できる状態にする
あなたしている家事の手順の意味を説明できますか?また、その家事をするパートナーも同じ説明ができますか?
説明できない状態でおこなう家事は、心の中では「やらされている家事」に過ぎません。この状態では、ミスが多くなります。
どういうミスが起きるかというと、お皿は洗い終わったけど排水溝のゴミを取り忘れた。ゴミ出しをした後に袋をセットし忘れたなど。
目的を達成した後にある作業が非常に漏れやすいものです。なぜ自分はこの手順で家事を進めているのか、一度考えてみましょう。
標準化と家事ストレスの関係
家事ストレスの原因は上でも書いた通り、
家事ストレスの原因は
- パートナーの家事の出来栄えが悪く、納得できない。私はもっと上手くやっている。
- パートナーが家事の順番を守ってくれず、困っている。
- パートナーの求めてくる家事のレベルが、自分にとっては細かすぎてうんざりする。
が多いです。
この3点に共通して言えることは、「自分が思っていることと違うからストレスを感じている」という点です。
家事ストレス真の原因
では、家事ストレス真の原因が分かったところで、対策を立ててみると、
自分の考えと違うことがストレスなら、
つまり標準化をするためのプロセスが、家事ストレスの真の原因の対策になっていることが分かったと思います。
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よく話し合って家事を標準化してみてくださいね。話し合うときの注意点を忘れた方は、再度読み直してからにしましょう。